8月12日から国立新美術館にて開催している「MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020」を初日に観覧してきました。本記事では、「MANGA都市TOKYO」展(略してMAN都TO(まんとと)展?)の"来場の際のポイント”と"場内の様子"を中心にお伝えします!
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「MANGA都市TOKYO」開催概要
開催概要は以下の通りです。公式サイトより引用しました。最新情報については公式サイトを参照願います。
開催期間 2020.8.12(水/Wed)〜11.3(火・祝/Tue)
休館日 毎週火曜日
ただし、9月22日、11月3日は開館(9月23日(水)は休館)開館時間 10:00~18:00
※当面の間、夜間開館は行いません。
※入場は閉館の30分前まで会場
国立新美術館 企画展示室1E(東京・六本木)
チケット料金
チケット料金は 当日 1,600円(一般)、1,200円(大学生)、800円(高校生)です。
「国立美術館キャンパスメンバーズ加盟の大学等の学生・教職員は本展覧会を学生1,000円」になります。(←200円安い)
多くの大学が加盟しているようですので確認しましょう!
中学生以下の方は入場無料です。
(オンラインでの「日時指定券(無料)」の予約が必要)
入場は事前予約が必要
コロナ禍における開催であるため、入場には事前の日時指定予約が必要です。
詳細はこちらの公式サイトをご確認ください。
システム利用料不要、スマホなら発券不要なeチケットなので非常に利用しやすいです。
入場すると、イラストが描かれた半券をもらえます。
時間指定は30分区切りで、人枠60名のようです。
入場時間はその30分枠の間になりますが、滞在時間は自由です。
15枠x60名なので1日の900名の枠です。
個人的には採算が不安になりますが、動かさないよりマシという感じでしょうか。
来場者からすると、常に空いた状況で観覧できるので非常にありがたい状況です。
余裕があれば当日その場でも入場できるとのことでした。
「MANGA都市TOKYO」の検温、入場などについて
このような状況であるため、国立新美術館の入館の際に検温があります。
体温は手首で測ります。
事前予約が必要で時間前になると入場待機列に並ぶことができます。
待機列もかなり間隔がとられているため比較的安心できます。
5名程度に区切って間隔をあけながら入場していきます。
入場可能時間に到着しても少し待ち時間が発生する場合があるためご注意を。
また、会場内では人との間の距離を確保することになっています。
「MANGA都市TOKYO」の所要時間=1.5時間程度が目安。
僕の場合の所要時間は、1時間程度でした。
映像展示、説明、マンガ原稿の展示などが多数あります。
僕の場合、映像については飛ばして見ている為、映像もしっかり見るという場合 +30分程度はプラスすることになるでしょう。
入場待機、物販なども合わせて、2時間程度の枠で考えるとよいでしょう。
「MANGA都市TOKYO」の音声ガイド → ありません
「MANGA都市TOKYO」展の音声ガイドはありません。
原稿などの文字情報も多いため、音声ガイドがなくても楽しめるのですが、注目ポイントなどの解説があればなぁ・・とは思いました。
「MANGA都市TOKYO」場内撮影 → 一部可能
「MANGA都市TOKYO」展では一部を除き撮影ができません。
残念ながら作品類の撮影は不可でした。
① 本展のキャラクターパネル
② 巨大都市模型
③ マンガなどの図書館・ミュージアムの地図
④ 初音ミクさんのコンビニ
➄ ラブライブ!の電車
⑥ラブライブ!のパネル
物販コーナーのみの入場も可能
物販コーナーは、展示を観なくても入場が可能です。
様々な作品・キャラクターに関する商品が多数用意されています。
一番初めに目についたのは「鬼滅の刃」ですが・・。(展示ありましたっけ??)
物販内容については→こちら
「MANGA都市TOKYO」何が展示されているの?
「MANGA都市TOKYO」展では、都市である東京について描いたマンガ、アニメ、特撮作品を中心に展示されています。
映像の展示、マンガ原稿の展示、アニメの設定・レイアウト・原画・セル画等の展示が中心です。
展示の物量の間隔としては マンガ > アニメ > 特撮 > ゲーム という割合でしょうか。
マンガ原稿もデジタル出力のモノも多く、その点では残念な部分。
特にAKIRAについて原稿がすべてデジタル出力なのは残念。
映像展示はそれぞれ概ね2分程度の長さです。
ゲームのプレイ動画もありました。
これらの展示により過去から現在、空想の世界も含めて東京という都市を浮かび上がらせる内容になっています。
個人的にどうだった?
「MANGA都市TOKYO」展の個人的な感想を少し。
入場後、目前に広がる都市模型が巨大。バックの映像に合わせて舞台となった地区が照明で照らされます。
僕は地方出身で都内の位置関係・距離感がわからなかったのですが、このような模型で学ぶと把握できそうで良いなと思いました!
展示作品の中に、手塚治虫(「陽だまりの樹」)、石ノ森章太郎(「佐武と市捕物控」)、ちばてつや(「あしたのジョー」)1 の原稿が原画で展示があり、よかったです。
(マンガとしてうまい!と思いました)
意外にも わたせせいぞう の直筆原稿(「東京エデン」)がよかったなぁ・・。
わたせせいぞうの作品を「好きだ」とは思ってはいなかったのですが、きっと出てくる人物など、こころの奥底では好きなのですね。
印象に残ったのは、杉浦日名子さんの原稿(「百日紅」)。とてもキレイな線でした・・。
「この企画展、ムッチャおもろい!」と他のヒトに勧められるかというと、かなり人を選ぶかな・・という印象でした。
「ガンダムが好きなら行った方がいいよ!」
「新海誠監督作品が好きなら展示されているから行ったほうがいいよ!」
という展示ではありません。
ガンダムなら「富野由悠季の世界」展に行ったほうがいいですし、新海誠なら「新海誠展」に行った方がよいのです。
「MANGA都市TOKYO」展は、あくまで東京が主役であり、その周辺に作品がある、という構成です。
作品や作者を掘り下げるような展示内容ではなく、それぞれの作品のなかでどのように東京が描かれているのかが紹介されているのです。
非常にユニークな展示なのです。
その点を認識した上で観覧しに行けばかなり楽しめる企画展だと思いました。
ご参考になれば幸いです。