津和野にある『杜塾美術館』(もりじゅくびじゅつかん)に行ってきました。津和野観光ルートに入れるべき美術館として紹介します!この『杜塾美術館』、なんと 2018年12月1日から入館料が500円から無料(!)になっているのもポイントが高い!しかも、館内撮影可能です!(フラッシュは避けてください) 建物も非常に良かったのですが、「中尾彰」さんの作品が非常にやさしく、きれいでした!津和野観光の際には、ぜひお立ち寄りを!
『杜塾美術館』概要
以下、ホームセンターのジュンテンドーHPからの引用です。
当美術館は、株式会社ジュンテンドーの創業者 飯塚道正が津和野藩の筆頭庄屋屋敷を往時のままに修復し開館した、日本家屋の木のぬくもりと、陰影に富む空間のミュージアムです。
黒光りする柱や梁は荘重な雰囲気を醸し、常設展示されている津和野出身の洋画家 中尾彰とその夫人の吉浦摩耶の色彩豊かな作品との織り成す調和(ハーモニー)をお楽しみいただけます。
大変失礼なのですが、"杜塾"と"中尾彰"というキーワードから勝手に演劇のグループ→中尾彬を勝手に連想して混乱していました(笑)。
展示の中心は「中尾彰」とその夫人「吉浦摩耶」の作品、そしてゴヤの版画。この他にも陶器なども展示されています。
開館時間:金・土・日曜日・祝日の 9:00~17:00(12月~2月は 9:30~16:30)
休館日:月~木曜日(祝日を除く)、12/29~1/1
〒599-5604 島根県鹿足郡津和野町森村イ542(鯉の泳ぐ殿町大橋を渡って70m白壁の屋敷が見えます)
→最新情報はジュンテンドーHPまたは津和野観光協会HPをご確認ください。
各所の説明によるとこの建物は津和野藩の筆頭庄屋屋敷。
屋敷を眺め、作品を眺め、庭を眺め・・と意外にも見どころたくさんなのです!
駐車場も非常にユニーク。馬屋だったのでしょうか。
『杜塾美術館』の内部を紹介!
今回、実にラッキーなことに美術館の方に説明していただきながら周ることができました。(ありがとうございました!)
一歩館内に入ると、独特の雰囲気を感じます。木材の色は深く、壁や障子は白い。コントラストがいいですね。
まずは「中尾彰と吉浦摩耶の世界」。
↓特に圧巻だったのはこちらの"林の女人(ひと)"の連作。
観ているだけで気持ちがキレイになっていきます。
「中尾彰」氏は 1904年津和野生まれなのですね。
このスペースにはなんと井戸跡があります。
説明書きに上を見よ、とあるので上を確認すると・・スゴイ構造。梁は赤松材、大黒柱は欅材。
靴を脱いで一段上がると、ゴヤの版画がズラリと展示されています。
↓その中に混じって陶器の展示も。(素敵でした) 志野焼なのでしょうか。
↓ 薬箪笥があったり・・。
想像以上にしっかりしたつくりの階段を使い2Fに上がると・・2Fからの眺めも非常にキレイ。(しっかり手入れされています)
そして節穴からのピンホールカメラ体験!
↓この中でふすまを閉めて内部を暗くしてピンホールカメラ(の原理)を楽しみます。
お手洗いは別の建物なのですが、男女別でキレイでした。
『杜塾美術館』の感想
人も少なかった(結果的に貸し切り)ので非常にゆっくり、ゆったりとした気持ちで観覧することができました。
俳優の中尾彬さんと混同してしまい、本当に申し訳ない気持ちになりましたが、画家 「中尾彰」を知ることができてよかったなぁと思います。
キレイでかわいい絵が多かったですね。見ているとやさしくなります。
これだけのモノを無料で開放している事に感謝。
素敵な空間なので気になった方は遠慮なさらずに入館しましょう!