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「描く人、安彦良和」行く前に知っておきたいこと。

兵庫県立美術館で6月8日から開催の「描く人、安彦良和」(えがくひと、やすひこよしかず、安彦展)に行ってきました!

▼ 1F 入口の看板。真正面から撮らずこのような写真を量産。2面が見える状態で撮るのが正解らしい(笑)

初日(6/8)に行き、ヴィナス戦記の上映会+アフタートーク(当日券)、安彦展の鑑賞を行いました。
6/9 には 109シネマズHAT神戸にて開催されるアフタートーク付きクラッシャージョウを鑑賞します。(これから)

「描く人、安彦良和」に行ってみてわかったこともあります。(特に音声ガイドの存在)
取り急ぎ、各種情報を紹介いたします。
(今後段階的に加筆していくつもりです)

▼こちらの芸術新潮での予習がおすすめです。(70ページにわたり特集されています)

▼ 動画にて阪神電車 岩屋駅から兵庫県立美術館への道やレストランの様子などを紹介しています。

「描く人、安彦良和」展概要

開催概要

会期 6月8日(土) - 9月1日(日)
休館日 月曜日
【開館】7月15日(月・祝)、8月12日(月・振休)
【休館】7月16日(火)、8月13日(火)

開館時間 10:00-18:00
入場は閉館の30分前まで

会場 兵庫県立美術館
神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1[HAT神戸内]

チケット

すでに会期中のため、当日券を購入することになります。

兵庫県立美術館のチケット売り場
団体当日
一般16001900
大学生8001000
高校生以下
70歳以上800950
「描く人、安彦良和」の当日券価格

コレクション展も見たい場合には、少し安くなるセット券があります。(2,200円)

図録も購入するならば、アソビュー!限定で、セットが用意されています!
こちらは販売期間が 2024年4月5日 10:00〜2024年9月1日 15:00 です。

【アソビュー!限定】入場券+図録 4,400円(描き下ろしポストカード付) 6,000円

6,000円 - 図録 4,400円 = 1,600円が入場料部分となり、安くなる上に、描き下ろしポストカードも付いてきます!

ひょうごプレミアム芸術デーの期間は入場無料!

7月9日[火]から7月15日[月・祝]はひょうごプレミアム芸術デーのため、入場無料!
無料となると、当然混雑が予想されますね。

アクセス

阪神電車の岩屋駅から徒歩約8分です。(この駅を利用しました)
改札を出てからミュージアムロードをまっすぐ海側に下っていくだけでしたので簡単です。

「描く人、安彦良和」が開催される兵庫県立美術館の外観
1Fからでも左側の歩道橋から2Fからで館内に入ることができる

JR神戸線 灘駅南口から徒歩約10分、阪急電車 神戸線王子公園駅西口から は徒歩約20分 になります。

所要時間は?

「描く人、安彦良和」の鑑賞の所要時間の目安は2時間だと考えます。(音声ガイド付きで観覧)

企画書、絵コンテなど多数展示されていました。
これらの文字をすべて読むと、とんでもない時間になると思います。

注意点

会場の入り口は3F。階段で息が切れる

「描く人、安彦良和」兵庫会場の入り口は3Fです。

1Fからのアクセスの場合には、かなり階段を上る必要があります。

1Fから2Fへの階段
まず2Fまで上がる
2Fから3Fへの階段
2Fから3Fまで上がる
3Fの入り口。安藤忠雄の建築も堪能しよう。
会場入り口
会場の入り口。ここで音声ガイドを借りられる

やはり、それなりにハアハアと息が切れます。都合の悪い方はエレベーターを利用しましょう。

単眼鏡は必要か?遠近両用の眼鏡は要注意

展示品はすべてカバー(額装)されていることもあり、規制線もなく至近距離での見学が可能です。
近くでモノを見ることのできる目を持つ方は単眼鏡などは不要です。

今回個人的に失敗して、遠近両用の眼鏡(しかも近い方がよく見えない)で会場に行ってしまいました。
この眼鏡がまったく機能せず大変見えにくい状態に…。
デスク作業用としている近い距離の見える眼鏡で行くべきでした。

展示物は基本的に大人の目の高さにあります。
遠近両用レンズは目が下向きになると近い距離が見える仕組みです。

そのため目線がまっすぐな正面で近距離(30cm程度)の場合にはピントが合いづらいのです。

近寄れることから、近距離がよく見える眼鏡等が必要だと考えます。
老眼鏡が役に立つかもしれませんね。

会場内もやや暗めでさらに見えにくさに拍車がかかります。

立った状態で正面の30cm程度の距離にあるモノがしっかり見える眼鏡などを持っていきましょう
また台の上の展示ではそれなりに距離があるため、1m程度離れた場所の文字も読めるとパーフェクトです。

展示会場内にお手洗いは

展覧会の会場に入場してしまうと、会場内にはお手洗いがありません。
ただし、緊急の場合には入り口に戻れば入り口近くのお手洗いを利用させてもらえそうでした。

基本的には入場前にお手洗いを済ましておきましょう。

時間予約・時間指定なし

最近は、時間指定のある展覧会などもありますが、「描く人、安彦良和」では特にそのような時間指定は不要です。チケットを持って入り口に行けばOKです。
混雑具合によって整列する場合があるようです。

電子チケットの場合には半券がもらえないのが残念でした。(記念にスクショしておきましょう)

「描く人、安彦良和」の電子チケット

写真撮影・フォトスポットは

展示物の撮影は一切できませんでした。
唯一撮影可能なのが、会場途中の連絡通路に設置されているメッセージボードのみでした。(初日は)

撮影可能なメッセージボード
関係者のみがかけるメッセージボード

一般来場者は付箋にメッセージを書いて貼ることができます。

付箋にメッセージを書くこともできる

▼ 2日目からフォトスポットが追加されたようです。

https://twitter.com/hyogoartm/status/1799645091536974310

初日にはなかったため、残念。
ジ・アニメ 1981年2月号 機動戦士ガンダム の表紙イラストだそうです。
設置場所はどこなのでしょうね。

途中退場すると再入場不可

一度退場してしまうと、再入場はできません。

物販コーナーは入場者のみが利用可能

物販コーナーは展覧会入場者のみが入ることができます。

また、一度物販コーナーに入ると、展示会場に戻ることができません。
物販コーナーを出てしまった場合も基本的には再度物販コーナーに戻ることはできません。

音声ガイドあり。レンタル推奨です!

会場で初めて知ったのですが、「描く人、安彦良和」展では音声ガイドがあります!

池田秀一さんのナレーションでコンテンツとしては30分程度。

「描く人、安彦良和」の音声ガイドは会場入り口にてレンタルできる

非常に聞き取りやすいナレーションですし、ストーリーの概要や展示で観るべきポイントを教えてくれます。
これは借りた方がよい音声ガイドです。

注意点としては、レンタルする人が想定よりも多いようで、かつ入場した人がなかなか見終わらないこともあり端末が欠品してレンタル待ちが発生していました。

「描く人、安彦良和」の音声ガイド端末

私が入場するときは14時30分ころに端末が品切れとなっており、5人程度待つ必要がありました。
多分20~30分待ったと思います。

料金は700円。現金またはPayPayでの支払いになります。

借りる価値はあります。

注意点としては、番号と展示の順番が前後することがあり、混乱します。
あまり深く考えずに、展示されている番号のガイドを聞けばよいのですが、聴き飛ばしたかどうかが心配でした。

是非借りて欲しい音声ガイドです!

ロッカー

1Fにロッカーがあります。100円硬貨が必要で、使用後に戻るタイプです。(無料)。

ロッカールーム
サイズの大きなロッカーもあります

カフェ・レストラン

オープンテラスのある、セルフサービスの カフェ フォルテシモ があります。
飲物のほかにサンドウィッチなどの軽食、ケーキがあるそうです。(未確認)
(営業時間 10:00~17:00)

また、2Fには レストラン フォルテシモ 11:00〜14:00 があります。

兵庫県立美術館のレストラン フォルテシモのメニュー

食事は1500円〜という価格帯。
ドリンクバーが200円でつけられます。

美術館内のレストランやカフェというと、雰囲気や景色も「うわ~(喜)」という感じなのですが、ここのレストランはそうでもありません。(病院内の食堂の雰囲気)お腹が空いている時に利用するのはアリ。

レストラン内部。景色は海ですが…

ハヤシライスをいただきましたが、おいしかった!ハヤシライスの場合、個人的には途中で飽きたりするのですが、コロッケがよいアクセントになり完食。

兵庫県立美術館のレストラン フォルテシモでオーダーしたハヤシライス
ハヤシライス(コロッケ付き) 1500円。これにドリンクパーをつけた

ドリンクバーは派手さのない地味なドリンクバーでした印象。(後日写真を追加予定)

ドリンクバー

アイスコーヒー、コカ・コーラ、山ぶどうブレンド、レモンスカッシュ、オレンジ、アイスティー、爽健美茶など

支払いはクレカ不可。現金またはPayPayです。

その他キャンペーン

アンケートで展覧会グッズが当たる!

アンケートに答えると、抽選でプレゼントがもらえます。コレ、かなり豪華な商品な予感!(絶対サイン入っていますよね!?)

その場で答えなくても、QRコードが掲載されているカードがあるので、それを持って帰りましょう!

SNS投稿すると抽選でポストカードプレゼント!

SNS投稿をするとポストカードがもらえるかもしれません!

  1. 当館SNS(X, Instagram,Facebook のいずれか)もしくは「描く人、安彦良和」展公式アカウント(X、Facebookのいずれか)をフォロー。
  2. 写真(看板·バナーなど)を撮影し、「#安彦良和展」をつけて投稿!
  3. 観覧後、1階インフォメーションで、投稿画面とチケット半券をご提示、抽選で1日15枚限定で兵庫会場限定デザインのポストカードをプレゼント。

物販

図録は現地でのみ販売!

パンフレットとカタログ(図録)の二種類があります!

「描く人、安彦良和」の公式パンフレットとカタログ

図録は B5、420ページ で、分厚く、非常に重いです。

公式パンフレットは、B5、48ページ 2,200円。

「描く人、安彦良和」のパンフレット
パンフレットの厚み

図録のみ購入か、パンフのみ購入か、両方購入するかは見本を見て決めるとよいでしょう!
図録は一般販売されないそうなので、興味のある方は購入しましょう!(パンフレットも一般販売しませんよね…)

なお、持ち帰り用の袋は付いてこず、白いビニール袋(やや透ける)が たしか 20円でした。
頑丈なエコバッグを持っていきましょう!

複製画には直筆サインが入る模様
書き下ろしイラストのグッズ
道具箱

記念上映『ヴイナス戦記』※アフタートーク付き上映にも参加!

初日に開催された、アフタートーク付きヴイナス戦記に参加しました。
会場前に行くと、当日券があり参加!

記念上映『ヴイナス戦記』※アフタートーク付き上映
出演: 安彦良和(原作・監督)、神村幸子(作画監督)
日時: 6月8日[土]10:30-13:30(開場10:00-)
会場: ミュージアムホール
定員: 250名 
料金: 2500円

拷問かと思うほどの足元のスペースが狭く辛かったのですが、35mmフィルムでの上映でヴイナス戦記を堪能。
神村幸子さんと安彦先生のトークを楽しみました。(イベントとしては、ややまとまりのなさを感じました)

『クラッシャージョウ』※アフタートーク付き上映にも参加!

アフタートーク付きの『クラッシャージョウ』も見に行きました!

『クラッシャージョウ』※アフタートーク付き上映
出演: 安彦良和(監督)ほか
日時: 6月9日[日]11:00-14:30
会場: 109シネマズHAT神戸
料金: 2500円

予約時に少し出遅れたためあまり良い席ではないのですが、映画館で『クラッシャージョウ』を鑑賞できるのは良い体験です。

トークショー登壇者(予定・敬称略):安彦良和(監督)、高千穂遙(原作)、佐々木るん(声優)

かなり豪華な顔ぶれでした!

たっぷり一時間、語っていただけました!
最後にはじゃんけん大会によるプレゼント、写真撮影タイムも設けていただけました!

安彦先生がご自身の記憶力に不安を持たれていましたが、どんどん発言して欲しいですね。
周囲の方がフォローしてくれますから。(訂正されると、それはそれで嫌だというのもわかります)

「描く人、安彦良和」展 展示内容と感想

「描く人、安彦良和」展は以下の章立てで構成されています。

ポイント

  • 1章 北海道に生まれて
    北海道遠軽町に開拓民の3世として生まれた安彦良和は、幼い頃から絵を描くのが大好きな少年でした。
  • 2章 動きを描く
    『宇宙戦艦ヤマト』で一躍注目を集めた安彦良和は、様々な作品で生き生きとしたキャラクターを描きました。花形アニメーターとして活躍した時代を振り返ります。
  • 3章 カリスマ・アニメーターの誕生
    キャラクターデザインとアニメーションディレクターを務めた『機動戦士ガンダム』は、社会現象を巻き起こすほどの人気作品となりました。
  • 4章 アニメーターとして、漫画家として
    アニメの監督、小説の挿絵、漫画執筆と様々な分野に挑戦した時期の、多彩な作品を紹介します。
  • 5章 歴史を描く
    日本の古代史と近代史を両輪に、歴史の渦に翻弄されながら懸命に生きる「小さき者」たちの躍動をとらえた作品群は、現代の私たちに多くの示唆を与えてくれます。
  • 6章 安彦良和の現在
    安彦良和が監督を務めた最新のアニメ作品とともに、今なお揺れ動く世界に対する思いが込められた連載中の漫画作品を紹介します。

私が安彦先生を知ったのはガンダム。特に展示で楽しみにしていたのは 3章 です。
宇宙戦艦ヤマトもかなり見ていた少年期に、実は安彦先生の絵を見ていたとは…。
絵コンテも展示されていました。

ガンダム関連については、2015年に東京で開催された「機動戦士ガンダム展」で見ることが出来ていたため、今回の展示で何が出てくるのかは非常に楽しみでした。

ガンダムのデザイン過程などの初めてみるモノもありました!

今回は安彦先生の回顧展ということもあり、各作品がバランスよく展示されています。

私は、ファーストガンダムに傾倒しているため、展示割合の都合もあり、その分量が少ないところが個人的には残念でした。もっとセイラさんが見たかった…

しかし、マンガ作品の原画、筆で書いていることに驚き。そしてぼかしが美しい!!

色の付け方などは、芸術新潮や会場内のオリジナルイラストの制作過程ビデオで確認できます。

映像展示は無音。上映分数もわからず困惑

少し気になったのは、各コーナーで映像展示があります。この映像には音がありませんでした。
画を見てくれという意図だとは思いますが、やはり画だけではなく、音も聞きたいなぁとは思いました。

最後に安彦先生が本展書き下ろしイラストに色彩を塗っていく過程のビデオがありますが、肝心な会話がまったく聞こえませんでした。(ぼそぼそとは聞こえる)

これは初日だから、だったのかもしれません。今後何らかの改善が施される可能性はあります。
字幕を入れてくれても良いのですが…。

また、映像展示の時間がプレートに記載されていおらず、この映像に何分時間が必要なのかもわかりません。
映像の時間を追加して欲しいです!

複数枚の連続したページの展示方向が見づらい

連続した複数枚を展示するマンガや絵コンテなどの展示についてですが、順路の回る方向と逆向きに紙が並んでいるため、たびたび見る順番がわからなくなりました。
展示順路としては左から右に進むのですが、複数枚の展示では右から左の方向でページが並んでいます。

左から移動してきたので、左から順番に並べて欲しいのですが…(または順路を逆にする)

▼ こちらの芸術新新潮を読んでいきました!かなりのページ(70P)が安彦先生の内容で満足の一冊です。(図録よりも絵が大きく見やく、キレイかも)

その他

兵庫県立美術館の建築設計は、安藤忠雄氏によるもの。館内には「兵庫県立美術館 Ando Gallery」(無料)があるのでチェックしていくとよいでしょう。

安藤忠雄作の模型多数展示!

展示物の写真撮影も可能で、かなり楽しめます!
東京で安藤忠雄展も見に行ったのですが、そこで見たモノが多数展示されていました!

また、建物内外にも彫刻などの作品が展示されています。ぜひチェックしてみましょう!(展示作品についてはこちらを参照)

-企画展

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